子ども創造室

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お知らせ

2022月10月09日(日)

おひさまテラスマガジンをつくろう!
@おひさまテラス

9月23日(金・祝)〜24日(土)の2日間、千葉県旭市の多世代交流施設・おひさまテラスにて「こどもワークショップデイズ」を企画・開催しました!

今回は小学3~6年生の子どもたちを対象に、3種類のワークショップを行いました。
ワークショップのテーマは、①本×香り②インタビュー×マガジン③パッケージ&屋台デザイン×マルシェ。
五感をしっかり働かせたり、じっくり何かを観察したり、人と対話をしたりしながら、子どもたちの想いやアイデアをカタチにしました。

ここでは、インタビュー×マガジンをテーマにした「おひさまテラスマガジンをつくろう!」のレポートをお届けします。


おひさまテラスの魅力を見つけて「紙面」に編集する。

このワークショップでは、4月にオープンしたばかりのおひさまテラスの魅力をお届けする『マガジン おひテラ』をつくりました。
「もっとたくさんの人にこの場所の魅力を知ってほしい」「自分のやりたいことを実現するために活用してほしい」というおひさまテラスの想いを子どもたちに共有し、市民の方へ施設の魅力や活用のヒントを伝えることを目標に制作しました。

ワークの過程では、おひさまテラスを歩いて回ったり、スタッフにインタビューをしたり、スペースのものを使ってみたり、レストランのメニューを実際に食べてみたりしながら、自分の目・耳・鼻・口・手を使って、五感をフル活用して伝えたい情報を見つけました。
最終的に紙面というカタチに編集するにあたって必要な、写真撮影やレイアウトも子どもたち自身でチャレンジしました。



1:おひさまテラスを探検してマップをつくる。

おひさまテラスの案内人・永井さんに、施設全体のことや様々なスペース・お店の特徴を教えてもらいながら、施設をぐるりと探検。
子どもたちはフロアマップを片手に、お話の中で面白いと感じたポイントや、自分なりに発見したおすすめポイントをマップに書き込んでいきました。



文章だけではなくイラストを活用して、読む人に伝わりやすいように工夫したり、「かいほうかん!」のように自分の感じたことをキャッチーなワードで表現したり、「Tik Tok映えスポット」の視点を取り入れて、楽しんで回ってもらうための工夫ができているのが素晴らしいです。



2:スタッフに取材をして、お店の楽しみ方を知る。

続いて、おひさまテラスで活動する様々なお店のスタッフにインタビューをして、特集ページをつくります。
この工程ではワークシートを使って、その施設がどんな場所で・どんな人に・どんな風に使って欲しいのかを取材しました。
さらに、その内容を踏まえて「もっと深ぼって聞いてみたいな」と思う視点から、追加で質問を重ねました。
コワーキングスペースについて「一人じゃないと何がいいの?」や、レストランについて「なぜこのお店をひらいたの?」など、子どもたちそれぞれの切り口から取材ができました。


取材の中ではお話を聞くだけではなく、実際にレストランのおすすめメニューを食べてみたり、機材を動かすところを見せてもらったりと、
自分でお店を体験してみるからこそ知れる情報やおすすめポイントもたくさん見つけました。


3:紙面で伝える情報と、その伝え方を考える。

取材したワークシートの情報を、下記の4つの項目で色分けをして線を引いて、紙面に載せる情報を仕分けました。

【紙面の記事にする4つの項目】
・〇〇はこんな場所!
・〇〇はこんな人に、こんな風に使ってほしい!
・〇〇の注目ポイント!
・私が面白いと思ったところ

次に、各項目の内容を伝えるために必要なものを考えました。
それぞれの項目に対して、【文章】【絵】【写真】をどう組み合わせると、伝えたい内容が読む人に伝わるかを考えながらリストをつくりました。




4:紙面に必要な写真を撮影する。

リストを元に、それぞれの記事に必要な写真を子どもたち自身が撮影しました。
「お店の雰囲気は引きで全体を見せた方が伝わりそう」「料理は寄って見せた方が美味しく見えそう」など、
ただ写真を撮るのではなく、その写真を使うことでどんな情報を伝えたいか?を考えながら、試行錯誤していろんな角度からシャッターを切っていた姿が印象的でした。



5:記事をレイアウトして紙面をつくる。

いよいよ、揃った情報と素材を元に紙面をレイアウトしました。
【目の動き】【見出し】【枠】【アクセント】など、レイアウトする上でのヒントを子どもたちにインプットとして伝えながら、それぞれが特集ページをつくりこみました。

実際にできた紙面がこちら。


読んでて飽きないように見出しでキャッチーな言葉選びをしたり、文章を読みやすいように罫線を入れたり、目の動線を考えて効果的なポイントでイラストを使ってみたりと、各所でレイアウトの工夫をいれているのがよくわかります。
内容も、インタビューで相手に聞いたことを一度咀嚼して、自分なりの言葉で文章を組み立てているので、とても説得力のある記事になっています。

 

6:マガジンをたくさんの人に届ける。

子どもたちがつくったマップと特集ページが、一冊のマガジンになりましたのでぜひこちらからご覧ください。
『マガジン おひテラ』はおひさまテラスにて無料配布していますので、遊びに行った際にはぜひマガジン片手におひさまテラスを存分に楽しんでください!

子ども創造室ではより多くの子どもたちの創造力を育むことを目的に、出張ワークショップの開催や要望に合わせたプログラム開発・実施、さらには、企業・団体さま向けのスタッフ研修を行っています。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

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